山﨑 敦義

株式会社TBM
代表取締役CEO
Biography

TBM代表取締役CEO。20際の時に中古車販売会社を設立。2011年に株式会社TBMを創業。Japan Venture Awards2016で東日本大震災復興賞。EY Entrepreneur Of The Year 2019 japanでExceptional Growth部門大賞受賞。

私は建設現場で働いていた頃、「学校を出ていなくても、時間の使い方や挑戦次第で人生を切り拓ける」と後輩たちに見せたいと思い、行動を始めました。そのために中古車販売業の方に少しお世話になりながら学び、20歳の時に仲間たちと中古車販売会社を立ち上げたのが、私にとって初めての起業でした。不安よりもワクワクが勝り、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。事業は1年目から順調に伸びましたが、数年後には違う挑戦をしたいと思い、会社を後輩たちに譲る決断をしました。20歳で起業したときには、「30歳までに日本中の誰もが知る会社の経営者になる」と信じていました。しかし、現実はそう簡単ではありませんでした。何度も失敗を経験し、大きな借金を抱えることもありました。それでも、支えてくれる周囲の人々のおかげで、経営者として10年間を乗り越え、生き延びることができました。

 

資金調達の場面では、投資家や企業からさまざまな意見や厳しい言葉を受けることがあります。その際に最も大切だと感じたのは、「捨てるべきプライド」と「守るべきプライド」を見極めることです。「なぜこんなことを言われなければならないのか」と感じるのは、捨てるべきプライドから来る感情です。しかし、自分たちの事業の価値をしっかりと理解してもらい、応援を得るという信念は、絶対に守るべきプライドだと思います。過去に、年下の投資家から厳しい指摘を受け、出資を断られた経験があります。その帰り道、悔しさを感じつつも、「何が足りなかったのか」「どうすれば納得してもらえたのか」を考えました。それでその方にもう一回時間をもらって会いに行きました。別に怖いことはなにもないので聞いたらいいんです。そうやって得たアドバイスが、新しい道を切り開くきっかけになることも多いです。

 

私が人生で最も幸せを感じるのは感動した瞬間です。その感動をいくつ体験できるかが、私にとって幸せの証明だと思っています。。私の地元には「だんじり祭り」という伝統行事があり、役割を受け継ぎながら若者が成長し、最終的に卒業していくというドラマがあります。その姿を子どもの頃から見てきた経験が、私の価値観を大きく形作りました。会社でも同じように、仲間と困難を乗り越えながらストーリーや思い出を共有することを大切にしています。挑戦の中で得られる人との出会いや感動が、私の人生を豊かにしてくれると信じています。これからは海外展開をさらに広げ、仲間たちと「最近どう?」なんて話しながら、いろいろな国を巡るのが私の夢です。挑戦を通じて出会う人々とのつながり、感動、そして成長。それが私の人生そのものです。挑戦することを恐れず、感動を追い求める人生をこれからも歩んでいきます。

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